胚の凍結保存 Preservation

体外受精

1系統につき12週齢以上の健康な雄マウスを2匹ご用意下さい。当日は解剖により採取した精巣上体尾部(左図参照)をシャーレ等の容器に入れ、ミネラルオイル(Nacalai tesque流動パラフィン(アミノ酸分析用)、またはSIGMA Mineral Oil Embryo Culture Tested M8410-1l)で覆った状態で朝9時にお持ち下さい(30分以上遅れた場合は体外受精を中止することがあります)。

当日持参頂くことが無理な場合:精巣上体をオイルで満たした50mlチューブに入れ、クール宅急便(保冷材は使わない)で前日着として送付頂くことも可能です。事前に打ち合わせください。

なお繁殖能力に問題がある場合や、体外受精能に問題がある場合(Balbなど)、市販されていない雌を用いる場合などは事前にお知らせください。

凍結保存

一般的に体外受精で得られた2細胞期胚を緩慢法で凍結します。凍結する胚のステージや別の凍結法を希望される場合は事前にご相談下さい。1系統につき100個以上の胚を3から4本のチューブに凍結します。凍結胚の移植成績が悪い系統(Balbなど)に関しては200個以上の凍結胚の作製をお勧めします。なお凍結の際に一部の胚を検定用に凍結し、正しく融解できることを確認して体外受精率とともに凍結保存報告書をお渡しします。

価格についてはお問い合わせください。

精巣上体の採取方法